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2025.2.7

#32 うちのアマダサン「相変わらずだよ、うちのアマダサン」

enpitsu

浅井 ユキコ

放送作家、コピーライター、編集・ライター

二十歳の時、放送作家事務所に所属し日本テレビ「高校生クイズ」などを担当。その後、活動領域を活字媒体に広げるべく広告代理店(株)エス・ピー・サービスに転職しコピーライターを学ぶ。さらに住宅雑誌では編集長を務めたことで、メディア(放送作家)、広告(コピーライター)、雑誌(編集・ライター)という3ジャンルに携わることができる異色の物書き。現在では自身が起業したライター集団(株)LOCOMO&COMOの代表と、社会貢献事業を行う一般(社)TERACO舎の理事を務めるなど、精力的に活動している。個人としては先祖代々ジャイアンツファンを語り、甲子園に行くために受験校を選択するなど大の高校野球好き。また、病院の病棟で看護補佐を行うなど何足ものわらじを履く意外性もある。

「おまえさぁ、もっとこう……、
 首を……、
 獅子舞になった気分で……
 だからこうだっての!」

 

皆さまご無沙汰しております。
はい、去年は忙しかったですね。

言い訳はさておき。

 

先のセリフで、
(太郎さん、いつも通りだね)
と思った読者の皆さま。

 

違うんですよ!!!!!!!!!

 

何が違うかといえば、お相手です!
ええ、いつも通り、
クライアント様に向けての発言ではありますが、

そのクライアント様って、
長年のお付き合いがあり、
アマダサンの性格をご理解いただいている会社様では

ないんです!!!!!!!!!

雲行きが怪しくなって来たでしょう?

ワタクシも、アマダサンが嬉々として報告してきた時、
頭をかち割ってやろうかと思いましたよ。

つまり
新規クライアントの社員様に
「おまえ」と言い腐り
やがったのです。

詳しくお話しましょう。

 

ワタクシたちiPPON COMPANYは、
先代(アマダサンの父)から長年にわたり
お付き合いさせていただいているクライアント様が、
周年記念ということでお仕事を頂戴していました。

ワタクシも精一杯携わらせていただいている最中です。

その一貫としてインタビュー記事の制作が実施され、
かつて在籍されていたOBの方と
アマダサンは「再会」したのでした。

ワタクシはそのインタビューには同席しませんでしたが、
入手したインタビュー映像を拝見し、
お会いしたことのない方でしたが
熱意と心意気、そして
威厳を保ちつつ柔らかな物腰に感銘を受け、
一瞬にしてファンになってしまったほどです。

 

ここからは、御本人の許可を頂戴しておりますので、
(アマダサン、許可取ったっていうの、本当だよな!?)
実名で書かせていただきます。

 

きっと幸せ。もっと幸せ。

を掲げる、

株式会社キットモット
代表取締役社長 高山 力

さん、であります!
(高山社長、このブログにより
 巻き込み事故になりましたら申し訳ありません)

 

「太郎さん、高山社長とは
 再会だっていうけど、
 以前から親しくさせていただいてたの?」

 「いや、正確にいうと、
 高山さんの会社にいる澤井さんと
 結構仲良くさせてもらってたんだよね」

 

ということで、インタビューを機に高山社長と再会したアマダサンは、
「澤井さんもご一緒に」とお誘い。
アマダサンが手料理を振る舞う「amabar」に
お越しくださることになりました。

 

「澤井さん、
 昔からジャンクフードが
 お好きでしたよね?
 なのでタコスにしました!」

とスタートしたamabar。
昔話などでひとしきり盛り上がったのちに、
ジェントルマンな高山社長が、こう口にされたそうです。

「社長(アマダサンのこと)、
 こうして再会できたのも何かのご縁。
 ひとつお仕事をお願いできませんか」

嗚呼──。
うちの「社長」とは“全っっっっっ然”違う、
ジェントルマンな物言い。
こんなお方が社長にいる会社が
誠に羨ましい(しみじみ)。

 

「ありがとうございます!
 で、どんなお仕事なんでしょう?」

 「『新春かくし芸大会』です」

 「『新春かくし芸大会』ですかぁ?」

 「はい、『新春かくし芸大会』です。
 社長は元お笑い芸人でしたので」

 「これはまた、
 変わったご依頼ですなあ〜(笑)」

 

ということで、ありがたく『新春かくし芸大会』の
お仕事を頂戴したアマダサン。

よく聞けば、その昔、
クライアント様A社と、
クライアント様B社、
それぞれにご勤務の若き男女を引き合わせ、
見事ご成婚に至ったということ。

キューピットとなったアマダサンが披露宴の余興として、
「M-1グランプリ」を真似たお笑い合戦を企画したことを
社内で話したようです。

 

「任してください!!
 そういう仕事、大好物です♡」 

 

キットモット様という社風に、
うちのアマダサンのキャラがご迷惑にならないか──。
ワタクシはそのご依頼の報告を聞いた日から、
ご飯を一杯しかおかわりできなくなりました。

 

さて、キットモット様の「新春かくし芸大会」。
良き年を迎えるためのおめでたいイベントですから、
社員の方ほぼ全員に参加していただく形で企画したようです。

壇上に上がる演者様、審査委員様、実行委員様など、
誰かしらに、何かしらの出番を設けたとのこと。

その「かくし芸」をなさる演者様は、
全6組が出場されることになりました。

うち2組は「歌」を披露されるということで
アマダサンのプロデュースは無し。

残る4組中、3組の皆さまには
アマダサンがコント台本を書いて提供したそうです。

 

【コント台本、提供3組のエピソード】

1 澤井忠雄様・女性社員様コンビ
  タイトル「占い」

アマダ「澤井さんたちクラスの
    ベテランになれば、
    会社内の噂話やアレやコレ、
    い〜っぱい知ってんでしょ〜?」

と、そそのかし「占い」というネタで
社員の癖や、物申したい点を暴露させました。

 

2 社内ご夫妻様コンビ
  タイトル「旦那に物申す」

アマダ「ご夫婦で同じ会社にいたら、
    奥さんも相当
    ストレス溜まってるんじゃな〜い?」

と、そそのかし「旦那に物申す」というネタで
社員全員の前で旦那の頭を叩かせました。

 

3 男性社員様トリオ
  タイトル「誰が一番不幸?」

アマダ「いい話なんて誰も聞かないから、
    不幸な話を自慢しない?」

 と、そそのかし「誰が一番不幸?」というネタで
プライバシーを突き破って暴露させました。
(※お一人は体調不良のため携帯電話でご出演)

 

そして冒頭のフレーズとなった方々のエピソード。
20代の男性2人・女性1人のトリオで、
歌に合わせて「人間書道」がしたいと相談されたそうです。

 

「じゃあ俺はネタを書くわけじゃないから、
 練習方法を教えてやるよ」

 自分の会社の社員でもないのに、
また偉そうな口でアドバイスを始めたようです。

 

「練習方法ですか?」

 「だって練習しないと
 書けないだろ?
 会社の会議室を借りて、
 何度も水で練習するんだよ」

 

「それには段取りが大事だ。
 まずおまえはブルーシートを用意、
 おまえはバケツ、
 そしておまえは……洗面器だ」

 「せ、洗面器……ですか?」

 「そう、洗面器。
 実際は『墨』でやるだろ?
 髪の毛に浸した墨がボタボタ垂れたら
 書道が美しく書けないじゃない」

 

こうして3人の皆さまは、
ブルーシート、バケツ、洗面器を用意して
会議室に集合しました。

女性は歌を唄う担当で、
男性2人が人間書道に挑戦です。

お一人の男性が、
もうお一人の男性の足を持ち上げ、
腹筋を使って書をしたためる、という構図です。

わかりにくいと思いますので、
アマダサンにちょっと再現してもらいました。

 

だいたいこんな感じです。

 

「さあ! いってみよう!」

まずは思い通りのやり方で、
男性2名が書道の練習を始めました。

 

で、冒頭のようなフレーズです。

 

「ああ〜違う違う、
 もっとこう、
 首をぐにっと動かして〜」

 「おまえ、首の速度が遅いんだよ!
 これじゃあ紙が
 墨汁まみれだよ!」

 「はい、獅子舞、獅子舞〜!」

 「洗面器の人!
 髪の毛に合わせて素早く動く〜」

 

そんな練習の成果があったのかどうか……、
優勝したのは、このトリオだったとのこと。

本当におめでとうございます!

 

非常に盛り上がった
キットモット様のかくし芸大会になったことは
言うまでもありませんが──。

 

実は、
“本当のかくし芸”は、
こんなところにあったのです!!!

お笑いコンビ・どぶろっくの森慎太郎さん……
ではありません。

森慎太郎さんにしか見えないお方こそ、
高山社長なのです!!!!!

そして向かって右の方は、
社員で御子息という、
親子どぶろっくで盛り上げてくださいました!

 

ジェントルマンだとしか
思っていなかった高山社長、

 

 もしかしてだけど、

 

三枚目なんじゃないの〜?(笑)

 

ということで、高山社長をはじめ社員の皆さま、
この度はお仕事の機会を賜り、
誠にありがとうございました。

これに凝りたと思いますので、
来年はぜひ違う企画で、アマダサン抜きで、
社内の絆につながるイベントを開催されたほうが
よろしいかと思っております。

 

こんな、うちのアマダサンですが、
本年もどうぞよろしくお願い致します。

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