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2022.6.24

#25 うちのアマダサン「アマダサン流、クライアント様対応」

enpitsu

浅井 ユキコ

放送作家、コピーライター、編集・ライター

二十歳の時、放送作家事務所に所属し日本テレビ「高校生クイズ」などを担当。その後、活動領域を活字媒体に広げるべく広告代理店(株)エス・ピー・サービスに転職しコピーライターを学ぶ。さらに住宅雑誌では編集長を務めたことで、メディア(放送作家)、広告(コピーライター)、雑誌(編集・ライター)という3ジャンルに携わることができる異色の物書き。現在では自身が起業したライター集団(株)LOCOMO&COMOの代表と、社会貢献事業を行う一般(社)TERACO舎の理事を務めるなど、精力的に活動している。個人としては先祖代々ジャイアンツファンを語り、甲子園に行くために受験校を選択するなど大の高校野球好き。また、病院の病棟で看護補佐を行うなど何足ものわらじを履く意外性もある。

突然ですが、お仕事をしている皆さんにも
「クライアント様」はいらっしゃいますよね。
企業の方でなくとも、
「お客様」に相対されるかと思います。

どんな風に対応していらっしゃいますか?

 

企業にお勤めで、
クライアント様と会話されるなら
「いつもお世話に
 なっております。
 ○○さん、
 最近はいかがですか?」

お店などにお勤めで、
お客様と会話されるなら
「毎度ありがとうございます。
 ○○様、
 本日はいかがなさいますか?」

こんな感じかと思います。

 

アマダサンはどうかって?
ええ、そんな話し方などできませんよ。
やろうもんなら、
舌噛んで死んでしまいます。
むしろ危険行為です。

 

先日、ワタクシは
ひさびさに企業様にお邪魔し、
お打合せに参加させていただきました。

最近はリモートワークが多いため、
zoom(ズーム)などを使った
映像会議ばかりでした。

そこで、ひさびさにアマダサンの
企業訪問の様子を見たのですが、、、

「おうR太!
 おまえ今
 どこの部署にいんの?」


「R太」と、苗字ではなく、
しかも「さん」もつけず、
下の名前を呼び捨てにして声をかけました。

20代の若くてカッコいい
クライアント様です。

「あれ!? 太郎さんが
 この仕事
 やってるんですか!」

「そうだよ、
 だからおまえを
 呼び出したんだよ」


すごい上から物を言っています。
クライアント様から
「呼び出された」
のではなく、
「呼び出す」
業者って、
この世の中にいるのでしょうか。

「そうだったんですね!
 なんでこの案件を
 やることになったんですか?」

「知らねえよ(笑)!
 こいつに聞けよ(笑)」


「こいつ」──。

その「こいつ」と言われ、
指までさされた男性は、40代の方。
たしかにアマダサンよりは年下ですが、
企業勤めの40代といえば、
相当の地位をお持ちです。

しかしその「こいつ」は、
ニコニコしながら

「いやぁ〜、
 (企業内プレゼンの愛称)!
 といえば
 太郎さんに相談でしょ(笑)」


本当にそれはありがたいことです。

スルッと会話が成立していますが、
おかしいですね。

もしこれがお店の店員だったら
どうなのでしょう。

わかりやすいところで、
もしもアマダサンが
マクドナルドの店員だったら、
という設定でやってみましょうか。

「おう客!
 おまえ今日
 なんか食うの?」

「食いたいですって、
 だからおまえ
 来たんだろ?(笑)」

「チーズバーガー?
 たまには魚
 食っとけって!」

「フィレオフィッシュ、
 嫌いですって?
 ったくぅ〜
 つまんねえ奴だな(笑)」

「おまえ、
 ポテトつけんだろ?」

「セットの方が
 お得かって?
 知らねえよ(笑)!
 こいつに聞けよ(笑)」


これ、完全に「クビ」なやつですね。
やっぱりおかしいですよね。

 

さて、話を戻します。

今回のこのお仕事なのですが、
簡単にいうと

大企業であるため
社内に配信スタジオを設け、
社員向け、社外向けに
情報公開のための番組やセミナーを
生配信することになりました。

先の「こいつ」は、
こうした企業内の新しい活動に対し
自社内のプレゼンにかけ、
その企画が通ったことで実施に至りました。

その実施・運営に向け、
テレビ業界での経験もある
アマダサンに白羽の矢が立ったというのが
いきさつとなります。

つまり今回のお打合せは、
弊社で担当させていただいている
社内向け番組の台本合わせでした。

「おまえが喋りたい内容、
 書いてきた?」


ワタクシが書いたスタジオ台本に、
ゲスト出演となるお二方が、
ご自身が話したい内容を
加筆して持ってきてくれています。

「プッ(笑)
 おまえ、オチが
 ないんだよ(笑)」

「これじゃあ、
 ボケ&ボケ!
 漫才でいったら
 『どこでツッコめば
 いーんだよっ!』
 ってなるよ?」


すごい言いようです。
蜷川幸雄並みの大演出家のようです。

失礼極まりないです。。。

ワタクシ、やっぱり
現場にお打合せに行くの
嫌ですーーーーー!!

しかし、そう言われた先程の
「こいつ」は、

「え?ダメ?(笑)
 じゃあ○○は?」

「だから、
 つまんねえって(笑)
 やり直し!!」


と、会話を楽しんでいるように
見えました。
本当ですか〜?

 

また、この番組の別の回で

ゲスト出演される方と
お打合せしていた時のこと。

「K君さ、
 なんかもっと
 熱いエピソードとか
 ないの?」

「すいませーん、
 意外と大した
 エピソード、
 なかったですね〜(笑)」

「天田さーん、
 どうしましょう〜(笑)」


と、おとぼけて見せ、
打合せの場を和ませてくださいました。

それなのにアマダサンといえば、

「知らねえ〜よ(笑)」


と、一蹴。
ああ嫌だ、アマダサンとの打合せ。。。

 

話は前後しますが、
最初に台本合わせをしたお二人が、
いよいよ生配信の日を迎えました。

 

スタジオで仕切るアマダサン。

「はい、あと5分で
 配信はじまり
 ますからね〜」

「ミッキー※
 R太!」

※ミッキーとは、先の「こいつ」の
 あだ名です

「おまえら、どんどん
 ハメはずして
 いけよ〜!」


お陰様で、無事に配信を終えましたが、
アマダサンが何を言い出すのか
恐怖の連続の時間でした。

 

改めましてクライアントの皆様、
いつも本当にありがとうございます。

うちのアマダサン共々、
よろしくお願いいたします。

 

さて、ここで
お知らせです。

うちのアマダサンが、
今度はYouTubeでも
お楽しみいただける
ようになります。

つまりうちのアマダサン、
ユーチューバー
デビューします。


配信日は改めてお伝えいたしますので、
よろしければ
こちらもご覧になっていただけると
幸に存じます。

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