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2021.2.12

第7話「天田太郎です。名刺代わりに話します。最終回」

enpitsu

天田 太郎

代表取締役社長、元お笑い芸人

米国・オハイオ州立大学経営学部国際経営学科卒。大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。映像ディレクターを目指すが、父が起業した当社の経営がバブル崩壊の景気後、悪化。経営を立て直すために転職し、不動産広告を中心とした事業の軌道修正に成功する。しかしその後、リーマンショックにより再び経営の危機に。そこで、これまでの不動産広告事業だけでなく、当時ブームになりつつあったマラソンをはじめとするスポーツをもうひとつの業務軸にするべく「東京マラソン」などの仕事を受注。以来、マラソンをはじめとするスポーツイベント運営などを通じ、地域と人をつなげる社会貢献活動も精力的に行っている。また、外部講師として企業の採用活動サポートなども手掛けるほか、広告・PRの視点での企業コンサルティング、企業ブランディング等を得意とし、大学では「自己ブランディング」というテーマで非常勤講師も行う。

12月の更新から随分、月日が経ってしまいました。
たくさんの方から「楽しみに読んでます」というメッセージをいただき、
感謝しております。ありがとうございます。
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 

それでは前回の続きから。
今回で僕のプロフィール紹介がテーマの記事は最後となります。
よろしくお願いいたします。

 

さて
時は2009年4月のこと。

メインクライアントの不動産会社が
事業再生ADR手続を申請

というセンセーショナルな事態が起きました。

弊社の売上の90%ぐらいを
この不動産広告に頼っていました


つまり、、、
仕事が、なくなりました。

 

………………。

 

また、辛かったあの時期に逆戻りか?

──ええ、その通りです。

 

2009年度は赤字決済。
さらに困ったのは2010年度。

継続案件は終了し、新規案件も無し。
ここから経営方針自体の見直しをしなくてはいけません。

僕の給与をカット、
社員のみんなにも我慢してもらい、
ボーナスもカット


経費の見直しはしたものの、
それだけでは到底、会社がもちません。

そこで必要なのは新規営業です。
やっぱり飛び込み営業か!?

まず、テレビ制作畑にいた僕は、
営業職も最近はじめたばかりである上、
飛び込み営業なんてどうやったらいいかサッパリなわけです。

とはいえ、飛び込み営業でもしない限り、
新規案件にありつける可能性はありません。

さあ、どうしたもんか。

飛び込み営業をしたところで、
すぐにお仕事がいただけるものではないでしょう。

通って通って、意欲を買っていただいて、
「では手始めに」と小さな案件を頂戴して、
それでも一生懸命やって納品して。
ようやくお金が入金されるのは少なくとも半年は先なはず。

これでは、会社が、潰れるーーーーー!


待てない、待てない、待てない。
今から飛び込み営業して入金は半年先。
いやぁ〜待てないですよ。

(今すぐ仕事をくれ。
 なんなら仕事より金をくれ)


いや、下世話な話、それが本音ですよ。
これが心の声です。

しかしそこに、
救世主が現れるのです!!!!!!!!!
うぉぉぉぉぉぉぉツイテルぞ!俺!


その神とは! 以前のブログでも少しだけお話した、
弊社に東京マラソンの仕事をご紹介いただいた方です。
僕はもともとテレビ制作会社におりました。
テレビ制作会社で培った能力(グーで殴られながら)は、
先読みと現場回しです。
ロケ収録でも、スタジオ収録でも同じこと。
先読みができて、いかに現場を気持ちよく回すかが、
ADがやらなければいけない大きな仕事です。

その能力が東京マラソンの仕事などイベントの仕事で大きく役に立つのです。

その神の登場で、一気にスポーツイベントの仕事が増えました。

世界の子どもたちへ支援するのための
チャリティマラソン「PARACUP」、
東日本大震災の経済復興を掲げて立ち上げた
「東北風土マラソン&フェスティバル」


など、いろいろな大会に携わらせていただきました。

スポーツイベントだけではありません。

リーマンショック前からやらせていただいていた新卒採用に関する
ホームページ制作と、就活中の大学生向けのインターンシップの講師業。

そして東京マラソンで知り合った別の神(お名前が出せませんのでイニシャルトーク、Uらくぼさんです)から、
イベント運営の実績と、私が得意とする企業ブランディングを兼ねた形で
関西にある体育大学のブランディング等もやらせていただきました。

 

──ところで、
「お笑いはどうなったの?」って話になりますよね。

お笑い活動は2012年、相方がピンでやりたいということで一年はお一人で活動。
翌年の2013年3月に解散しました。

イベント業、広告を通しての企業コンサル、ブランディングなどなど、
そんな仕事内容でリーマン・ショック前の不動産広告ばっかりだった状況から打破。
凹んだ2010年以来、10年かけて会社の方は経営を立て直すことができました。

 

が、しかし、、、また来ました。

新型コロナウィルス感染症


なんで、こう10年に一度、大事件が起きるのでしょうか?

たくさん携わらせていただいたイベント業がすべてなくなり、
そこに紐付いた広告制作業もすべてなくなりました。

今回は早かったですね。
凹むスピードが半端なく早かったです。

でも、いろいろな方々のお力をお借りして、
なんとか会社は生きております。

ほとんどの社員もリモートワークで、
顔を合わすことも少ないのですが、
なんとかやっております。
ありがたいことです。

さて、全部で7話にわたるブログで僕の今までをご紹介させていただきました。

これで終わりではありません。

またこのブログを通して、いろいろな方々との出会いや仕事内容など、ご紹介させていただきます。

今後ともみなさま、お力添えのほど、よろしくお願いいたします。

お読みになっていただきありがとうございました。

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